Windows10のアップグレード問題がニュースでも話題を集めています。
強制的に勝手にアップグレードするのはさすがにマズイということで、
Microsoftも「無償アップグレードを辞退する」というボタンを用意してきました。
アップグレードの予定がない人は辞退しておくことをおすすめします。

個人的には、Windows10へのアップグレードはおすすめしません。
最初からプリインストールされているOSならともかく、
頭脳部分であるOSのアップグレードはリスクも高いです。
Windows10にアップグレードしてはいけない理由
ソフトウェアや周辺機器との相性
OSを入れ替えると、ソフトウェアや周辺機器が非対応になる恐れがあります。
ソフトや周辺機器が使えなく可能性があるので注意が必要です。
パソコンはすべて1つ1つのファイルの組み合わせによって起動しているので、
最悪の場合はパソコンが起動しない恐れもあります。
スパイウェアと同等の機能が組み込まれているため
Windows10では、外部からパソコンを覗ける機能が強化されています。
Windows8以降のWindowsにはパソコンのハードディスクの中に、
「バックドア」という関係者専用口が設けられています。
その専用口にはNSA(米・国家安全保障局)がいつでもアクセスができて、
通信記録やパソコンの中身を覗き見することができることをご存知ですか?
もちろんむやみにパソコンの中を覗かれるわけではありませんが、
あまり気持ちの良いものではないですよね。

外国では既に警告や使用禁止令が出ています。
実は、Windows8の段階でドイツ政府は使用に警告を出していたり、
中国などでは省庁での使用禁止を決定しています。
国家が警告をしていたり、使用禁止を謳っているOSであるということです。
国内でも沢山の警告が出ています
なんと、国内の自治体、大学、企業などでも警告が出されています。
それらの団体には個人情報、機密データなどが入っているパソコンがあるので、
覗き見の回路を持つOSはインストールすべきではありません。
Windows10は堂々と表から入るスパイウェア
Windows10のエンドユーザー・ライセンス契約をよく読んでみると
「マイクロソフトによるメール、位置情報、履歴などの覗き見を許可する」
旨が書かれています。
内容を確認せず(誰もあんな小さな字の長文を読もうとは思いませんよね…)、
「OK」「OK」と気軽にクリックしていくと危険です。
Windows8、8.1はいわば裏口からの侵入を許可しているのに比べて、
Windows10は表からの堂々とした侵入を許可しています。
マイクロソフトは既にパソコンを監視するシステムを導入済みです。
Windowsの使われ方をリアルタイムで調査する「Asimov」を導入
ウィキリークスでもNSAの侵入が内部告発されている
世界一有名な告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」でも、
米国家安全保障局が省庁や日本の政府高官や大企業に対して、
盗聴を行っていたのが告発されています。
マイクロソフトが目指すもの

マイクロソフトは信頼できるパートナーと寄せ集めたデータを共有することで、
世界をより良くする為のIT企業としての貢献を考えています。
例えば、世界中のパソコンを監視する中で危ないデータがあれば、ユーザーのパソコンに侵入してでもそれを警察や関連機関に通報します。
プライバシー侵害よりも犯罪の事前防止のほうを優先させる考え方です。
それが「善」なのか「悪」なのかは、個人の考え方次第だと思います。
ただ、「信頼できるパートナー」が誰なのかは明記されていません。
また、そのような回路やシステムが第三者に悪用されないとも限りません。
もちろん政治家や財界人ならともかく一般小市民のパソコンのデータを、
わざわざNSAが侵入して覗き見してくることはないでしょう。
しかし、Windows10をインストールする人は、少なくとも履歴や位置情報、
メールの内容やPC内のファイルなどはネットを通して筒抜けであると理解しておくべきです。
